ご自宅でのストーマケアについて

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ご自宅でのストーマケアについて

私たちは、ストーマ造設者の皆様の多くが、世界的なパンデミックが、オストミー ケアにもたらす影響に不安を感じていることを理解しています。 手術を最近受けた方も、すでにストーマを造設している方も、あらゆる情報をいつでもすぐに入手できることが重要です。

新型コロナウイルスの環境下においても、で少しでも快適に暮らしていただけるように、当社はストーマ ケアに関する情報、ヒントをまとめました。 このセクションの記載内容は一般的な支援のみを目的としたものであり、医療従事者からの指示の代わりとなることを目的としたものではありません。予めご了承ください。

皮膚刺激
皮膚は外部の要素に対する保護バリアとして機能するため、入念なケアを行うことが重要です。 ストーマ周囲皮膚は、ストーマの排泄物が皮膚に接触すると皮膚刺激を生じる可能性があるため、特に危険にさらされています。

ストーマ周囲の皮膚に問題 (ストーマ周囲皮膚の合併症 (PSC) とも呼ばれる) が生じると、軽度の不快感をもたらし、他の問題を引き起こす可能性があります。 これらの合併症を予防するために、ストーマ周囲皮膚を定期的にケアする必要があります。

重要な衛生管理のヒントについては、「皮膚についての理解」と「重要な衛生管理のヒントについては、「皮膚についての理解」と「ストーマ周囲皮膚の問題の回避」に関するセクションをご覧ください。

適切なフィット感を得る
手術を最近受けた方は、通常、最初の数週間でストーマの形状とサイズが変化することが予想されます。 皮膚保護剤トがストーマの周囲にしっかりと密着していることを常に意識して確認する必要があります。 皮膚保護剤は皮膚とストーマが重なり合う部分でフィットし、その間に皮膚が露出してはなりません。

皮膚保護剤が正しくフィットしていないと、ストーマの排泄物が保護剤の下から漏れ出す可能性があります。 皮膚がストーマの排泄物に繰り返し触れると、周囲の皮膚に痛みや炎症が生じる可能性があります。 また、皮膚の炎症によって皮膚保護剤の粘着力が低下すると、皮膚保護剤の交換が頻繁になり、皮膚をさらに損傷する可能性があります。

皮膚保護剤が身体に貼り付いたり、漏れが生じたなどの問題がある場合は、ストーマ ケア認定看護師にご相談ください。

皮膚保護剤の下での漏れ
ストーマの排泄物が皮膚保護剤の下で漏れて皮膚と接触すると、そう痒、ヒリヒリする痛み、発赤など、医療処置が必要になるその他多くの問題が生じる可能性があります。 ストーマから排出される液体には性質上、腐食性があり、皮膚と接触すると損傷を引き起こすおそれがあります。

皮膚保護剤の下からのストーマ排泄物の漏れは、さまざまな理由によって発生しますが、その可能性の高い原因として、正しくフィットしていないことが考えられます。 保護剤をストーマ周囲に正しくフィットさせることで、オストミー排泄物がその下に漏れて炎症を引き起こさないように予防できます。 同様に、ストーマパウチが満杯になると、保護剤が皮膚から引き剥がされ、保護剤の下で皮膚に漏れる原因となります。

漏れの影響の詳細については、皮膚の働きに関するセクションをお読みください。 慢性的な漏れにお悩みの場合は、ストーマ ケア認定看護師に直接ご相談ください。

さまざまな体型
身体が人によって異なることは周りを見回すだけでわかります。 腹部にしわのある人も段のある人も他の体型の人もいます。 漏れと炎症を最小限に抑えるために重要なことは、保護剤が腹部の輪郭に沿っていることです。

Dansac のストーマ装具   の多くは凸面構造で、フィット感を損なうことなく身体に沿うように設計されています。 これは、腹部にしわや段があるかどうかに関係なく、ストーマ装具に高い密着性があることを意味します。 漏れや皮膚刺激を避けるには、新しい皮膚保護剤を貼り付ける前に皮膚をできるだけ平らにしてください。。

問題が解消せず、ストーマ周囲に保護剤が密着しなくてお困りの場合は、ストーマ ケア認定看護師にご相談ください。

ストーマの下/周囲の腫脹
ストーマの下に腫脹が生じる場合があります。 腫脹は術後のストーマ部位でよく見られますが、6 ~ 8 週間で解消します。 ストーマ周囲の腫脹が長引く場合は、傍ストーマ ヘルニアの可能性があります。 傍ストーマ ヘルニアは、腹壁の筋力が低下した部分で腸が異常に隆起したにすぎません。

ストーマ周囲のヘルニア (傍ストーマ ヘルニア) は、結腸ストーマ造設手術を受けた人の約 5 ~ 10%、回腸ストーマ造設手術、回腸瘻造設手術を受けた人の約 3 ~ 10% で発症します。 腫脹の有意性は、腹壁から脱出している腸の量と、筋力が低下した部分の大きさによります。 多くの人の場合、ストーマ周囲がわずかに隆起します。

傍ストーマ ヘルニアはオストミー手術を受けた患者様によく見られますが、副作用に細心の注意を払う必要があります。 以下のいずれかの症状がある場合は、ストーマ ケア認定看護師または医療従事者に直ちにご相談ください。

  • 痛み
  • 悪心
  • 嘔吐
  • ストーマ (排便) が機能していない
  • 体温の大幅な変化

ストーマの下の腫脹によりストーマ装具がフィットしない場合は、医師の診察も受ける必要があります。

傍ストーマ ヘルニアの詳細については、Dansac のヘルニアのヒントとコツに関する教育用ブックレットをご覧ください。

ストーマ排液過多
大腸を切除した場合、小腸では効率よく水分を吸収できません。 この処置により、ストーマからの「排液過多」と呼ばれる症状が起こり、大量の排液と電解質を排出します。

術後最初の 3 週間で、小腸ストーマを造設した患者様の約 16% がストーマ排液過多の問題を経験します。 これは、思っている以上によくあることです。 ただし、大量の水分が排泄物で失われると、脱水、体重減少、さらには急性腎傷害を引き起こす可能性があるため、常に医療専門家が監視と確認を行う必要があります。

Brighton and Sussex University Hospitals NHS Trust が作成したストーマガイドでは、1 日に 1.5 リットル (1,500 ml) を超える量をストーマから排泄する場合にリスクが高いと見なされています。 水様の排泄物が 12 時間以上続く場合はそのまま監視を続け、 水様の排泄物が 24 時間以上続く場合は、医療従事者による医療処置が必要になります。

水様の排泄物の一般的な原因としては、以下が考えられます。

  • 感染 (検体の提出を求められることがあります)。
  • 閉塞。
  • 一部の薬剤 (ステロイドや強い鎮痛剤など) の服用を急に止めたこと。
  • 一部の薬剤 (下剤やマグネシウムなど) の服用。

疑わしい場合は、医療従事者に必ずご相談ください。

脱水症状
水分制限を指示されていない限り、十分な水分を摂取して体内の水分を維持してください。 前述したように、ストーマを造設すると、特に脱水症状を起こしやすくなるため、定期的な水分補給を意識的に努める必要があります。

尿の色が濃い、排泄量が少ないなどに気付いた場合は、脱水状態になっている可能性があります。 他に、頭痛、疲労感、失神、めまい感などの症状があります。

原因に応じて、脱水症状を治すには水を飲むことが最善の手段になります。 脱水症状の徴候が続く場合や、心配な場合は、医療従事者にご相談ください。

ストーマの出血
ストーマには多くの血管が通っているため、触ったり刺激を与えたりすると出血する可能性があります。 日常的な洗浄と衛生管理 で出血した場合は、数分以内に自然に止まります。

出血が 5 ~ 10 分以上続く場合は、医療処置が必要です。 同様に、ストーマの内部から、または排便中に出血していることに気付いた場合は、すぐに医療従事者に連絡する必要があります。

放屁、便秘、および臭い
結腸ストーマ、回腸ストーマ、または尿路ストーマの手術を受けた場合、特定の食品によって排泄物の臭いが強くなることがあります。 人はそれぞれ異なり、特定の食品が悪影響を及ぼすかどうかも人によって異なります。

詳しいヒントについては、ストーマ手術後の臭いとガスを防ぐ方法 に関する当社のガイドをお読みください。

便秘にお悩みの方は、食事に繊維質が不足しているか、十分な水分を摂取していない可能性があります。 同様に、痛み止めや胃薬など、特定の薬剤の服用後に便秘が起きる人もいます。 改善が見られない場合や、痛み、悪心、嘔吐がある場合は、医療従事者にご相談ください。

その他のアドバイス
自宅でのストーマケアについてさらにアドバイスが必要ですか? 多くの有益な情報 Ostomy Learning Centre にてご用 にご用意しています。

当社の学習センターの提供内容は一般的なアドバイスのみであり、医療従事者による指示の代わりとなることを目的としたものではありません。予めご了承ください。

 

リソース
  1. 英国ストーマケア看護師協会 (ASCN) 推薦の Brighton and Sussex University Hospitals NHS Trust のガイド: https://www.bedfordshirehospitals.nhs.uk/documents/stoma-care-self-help-guide/
  2. Wound Ostomy and Continence Nurses Society: https://www.wocn.org/
  3. Canadian Society of Intestinal Research: https://badgut.org/information-centre/ostomies/parastomal-hernias/
  4. A systematic approach in the management of a high output ileostomy resulting in a favorable clinical outcome: https://www.pulsus.com/scholarly-articles/a-systematic-approach-in-the-management-of-a-high-output-ileostomy-resulting-in-a-favorable-clinical-outcome.pdf